脳に大切な三本柱
健康は、栄養・運動・休養の3つが大切(三本柱)です。どれが欠けても体調を崩すきっかけになってしまいます。
脳も同じで、やはり「栄養」「運動」「休養」の三本柱が大切です。この三本柱、後ろから「休養」「運動」「栄養」の順にお話ししますね。
「休養」について
脳には眠る部分と眠らない部分があります。
一生眠らないなんて!!…生きているものは眠るはずなのに…
そんな常識は、体内では簡単に覆されてしまいます。私たちはもっと自分の働き者の身体に感謝しないと…ですね。
眠る部分
大脳(大脳辺縁系、大脳基底核、大脳新皮質)です。
では、なぜ眠りが必要なのでしょう?それは、
- 膨大な情報処理をするため
- オーバーヒートしてしまうため
- 酸欠に弱いため
- 興奮伝達物質を生産・補給するため
だからです。
眠らない部分
脳幹(延髄、橋、中脳)です。
ここは、基礎代謝の一部でもあります。心臓の拍動、呼吸、体温調節など自分の意志とは関係なく生命維持を司っている部分です。
運動について
運動をすると筋紡錘にある感覚神経を刺激するため、脳を活性化する効果があります。
- 筋トレ
- ウォーキング
- 噛む
- 指の運動
などは、感覚神経を刺激するので脳を活性化するのに効果的です。
栄養について
「これだけ取っていれば大丈夫」という栄養素はなく、五大栄養素をバランスよく摂ることが大切です。
★バランスのいい食事についてはコチラ
脳にとっての五大栄養素の役割
簡単に1行でいってしまうと、
- 糖質(炭水化物):脳の唯一のエネルギー源
- 脂質:脳の60%以上は脂質でできている、質が重要
- たんぱく質:神経伝達物質の原料
- ビタミン・ミネラル:三大エネルギー生産栄養素(三大栄養素)を代謝するのに必要
ということです。
五大栄養素についてはコチラ
嗜好品について
食生活で他に気を付けて欲しいのは嗜好品です。嗜好品は食生活を楽しく豊かにしてくれる物でもありますが、摂り過ぎは身体に悪影響を及ぼします。摂り過ぎは以下のようなリスクがあることを認識して、摂るときは適度にしましょう。たばこはやはり健康を考えるとお勧めできません・・・愛煙家の方、ごめんなさい。
- お酒
脳の萎縮スピードを早めてしまいます。 - たばこ
たばこに含まれるニコチンは、脳に悪影響を及ぼします。また、一酸化炭素は、脳が酸欠状態となり、アセトアルデヒドは、神経細胞へダメージを与えます。まさに「百害あって一利なし」です。 - カフェイン
うつや疲労感を引き起こします。過剰摂取と言われる量は、1日500mg、珈琲でいうと5杯分です。
脳が喜ぶ食事についてはコチラ
最後に…
脳に大切な三本柱は、健康に大切な三本柱と同じです。「栄養・運動・休養」を意識して、健康な身体と生活を手に入れましょう。